GAME REPORTS
2016.07.10 13:30KO @上富田球技場
関西サッカーリーグ 第11節
vs アルテリーヴォ和歌山
●0-2(0-1)



先発:勝本 吉塚 安田拡 赤澤 阪本 長尾 松井 三井→三浦 鐘尾→鎌田 大久保 永松→古庄
得点:


リーグ戦無敗のアルテリーヴォ和歌山。今季同じ相手に3度は負けられない関大FC2008。リーグ戦中断前最後の試合。これからの全社や、天皇杯予選で勝つためにも結果だけでなく内容も求められる大事な試合となった。
関大のキックオフで前半スタート。序盤は両チーム大きく前線へ蹴り出し流れを掴みに行く。前半6分中盤での不用意なミスからロングシュートを打たれるも勝本がキャッチ。前半10分過ぎから関大FC2008はサイドを広く使いボールを回す。それに対してアルテリーヴォ和歌山は取ったボールを長いボールでサイドチェンジしてサイドを崩しに来る。前半19分アルテリーヴォ和歌山にサイドチェンジから数的不利を作られクロスを上げられ、ファーサイドから入ってきた32番にシュートを決められ失点。中の枚数が足りていたので首を振ってしっかりとマークを掴みボールをクリアしたいところだった。チーム全体でマークを確認する声掛けがまだまだ足りない。しかし、失点後も関大FC2008は落ち着いてボールを回し、守備では初出場の1回生安田の的確なコーチングでコンパクトな守備を保つ。前線からもしっかり守備がいけているだけに後ろももっと連動して高い位置で取り切りたい。前半、ボールを回してる関大FC2008だがなかなか前へ進まず回させられている感じが強くなっている。アルテリーヴォ和歌山は長いボールを前線で収めてチャンスを作りにきている。前半36分松井からのクロスに永松が飛び込みこぼれ球を三井が押し込みゴールネットを揺らすがこれはファールの判定でノーゴール。アルテリーヴォ和歌山は、ペナルティーエリア内から連続シュートも全員で体を張り、最後は勝本がキャッチ。関大FC2008はアルテリーヴォ和歌山の守備が少し疲れ出し、スペースが空いてきたところに上手く縦パスを通して最後は永松がキーパーと1対1になるもシュートはゴールの上を通過。前半のアルテリーヴォ和歌山は精度の高いボール回しから確実にシュートまで持っていく。それに対して関大FC2008はゴール前の精度が今ひとつ上がらずなかなかゴールまで繋がらない。守備のブロックの外を回すだけでなく、精度の高いフォワードへの縦パスや、中盤から前線への飛び出し、早いサイドチェンジから数的優位を作って良い状態でクロスに持っていきたい。
ハーフタイム、前半は悪くなかったから後半も同じようにボールを保持してチャンスを決めていこうと前向きな声がかかり後半に向かった。
後半5分右サイド永松のクロスから逆サイドを駆け上がってきた吉塚にピンポイントで頭に合うがキーパー正面。関大FC2008はサイドを上手く突破してクロスからシュートまでいける場面が増えてきた。サイド突破の形は良くなってきてはいるが、最後の精度をもう少し高める必要がある。後半10分一瞬の隙を突かれてミドルシュートを決められてしまい失点。0-2になる。シューターに対してもっと間合いを詰めることが疲れてきたときにどれだけできるかが必要とされる。失点後お互いチャンスがないまま時間が過ぎ関大FC2008は焦りからかパスミスが目立つようになってくる。そして、疲れからか前線へは素早くプレッシャーに行けるがなかなか後ろへは戻れなくなってくる。しかし、ディフェンスラインは安田を中心に集中を切らさず鋭い出足で簡単にはフォワードにボールを収めさせない。後半途中出場古庄、鎌田が両サイドを突破しチャンスを作るも精度が低くシュートまで行けない。関大FC2008はなかなか攻撃がかみ合わずシュートまで行けず、最後までゴール前での精度を欠き無得点のまま0-2で試合終了。
アルテリーヴォ和歌山は質の高い攻撃で確実にシュートまで持って行っていたのに対して、関大FC2008はなかなかシュートまで行く前にパスがミスになってしまうなど、ゴール前での精度の差が試合の勝敗を分けた。アルテリーヴォ和歌山のパス回しや、攻撃の精度、守備のメリハリなど学ぶところは多い。この試合でリーグ戦は1度中断し、いよいよ全社と天皇杯の予選が始まる。今日の試合をしっかり反省し、次に繋げて更にステップアップしていきたい。


文 責:鴨川 優斗(1回生)
確認者:保手濱 直樹





戻る