GAME REPORTS
2016.07.10 15:00KO @大阪学院大学千里山グラウンド
関西学生サッカー新人戦 2回戦
vs 関西福祉大学
○3-3(PK5-4)


先発:山本一→安川 黒川→坂東 荒木 河野貴 古田 俵 酒井優→高野 森主 塩谷 本田→安田駿 加賀山
得点:42 俵 45’+ 塩谷 52 本田


関西大学にとっては、初戦となる新人戦。結果にも内容にもこだわって勝利し、新人戦優勝へと弾みをつけたい大切な一戦。
前半序盤はお互いボールが上手く収まらない。両チーム、縦パスをFWにつけようとするがDFがカットし、一進一退の攻防が続く。しかし、前半4分、関西大学GK山本一のクリアを相手のFWがカット、そのボールを相手に拾われ、河野貴がペナルティエリアで相手を倒してしまう。そしてそのPKを決められ先制される。点が欲しい関西大学は、塩谷や森主がミドルシュートを打つも、ゴールならず。また、俵が左サイドを突破し、中に切れ込んでシュートを打つがこれもゴールならず。いずれも、苦し紛れのシュートだったので、しっかり相手DFラインを崩してからシュートまで持っていきたいところ。前半28分には、古田が右サイドからクロスを上げるが本田の頭には、あともう少しのところで合わず。そして徐々にFWにボールが収まるようになり、シュートの数は増えていくが、正確性が欠ける部分があった。そして前半42分、本田がパスに反応してシュートを打ったボールを相手GKが弾き、浮いたボールを走り込んだ俵がヘディングで押し込み1-1の同点に。そして流れに乗ったまま前半アディショナルタイム、俵のクロスを塩谷がヘディングで合わせゴール、2-1。逆転して前半を終えた。
後半開始早々、裏に抜け出した本田がチャンスをつくるが、シュートまでは持っていけず。また、河野や荒木のロングフィードがサイドのMFやFWにつながり、中盤も厚みを持った攻撃が徐々にできるようになってきた。そして後半6分、森主のFKから本田がヘディングで合わせてゴールし、3-1。後半7分には黒川に代わって坂東を投入。坂東のドリブルで攻撃のバリエーションを増やしたいところ。そして点差を広げた関西大学は徐々にペースをつかみ始め、シュートで終わる形が増えてきた。またサイドを突破されてシュートを打たれてしまうも、GK山本一が好セーブ、中央突破されるが荒木がカバーリングを見せるなど、守備陣が奮闘した。後半18分、本田に代わって安田駿が投入された。しっかりボールを収めたり、裏への抜け出しの部分でゴールを奪ってほしいところ。だが、この時間帯から徐々に相手もペースをつかみ始める。そして後半25分、相手コーナーキックから、ヘディングで失点してしまい3-2。点差を詰められる。後半39分、酒井優に代わって高野が投入された。キックの精度で攻撃に厚みを増したいところ。だが後半42分、河野貴がペナルティエリアで相手を倒してしまい、そのPKを決められてしまい、3-3。相手は徐々にペースをつかみ始めたので、関大は中へのクロスや縦パスをしっかりはじき返したい。そして後半44分、GK山本一に代わり、GK安川が入る。後ろから適切なコーチングで守備を締め直してほしいところ。だが同点のまま後半終了。PK戦へと突入。PKはGK安川が、相手の3人目で止め、関西大学は全てを決め切ることができ、勝利を収めることができた。
試合を見ていて気になったのは、ファールの数。相手も多かったが、関大の方も多いと思った。相手を引っ張ったり、足を引っ掛けてしまう部分が多かった。実際、PKから2失点している。相手に上手いキッカーがいるとき、FKは相手に極力与えたくないので、ファールをしないでボールを奪う力を身につけて、次戦は戦ってほしい。


文 責:田子 英明(1回生)
確認者:岩切 浩二





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