GAME REPORTS
2016.07.23 13:30KO @ヤンマーフィールド長居
全国社会人サッカー選手権 関西大会
vs 京都府警察本部サッカー部
○1-0(0-0,ex1-0)



先発:白澤 吉塚 門坂 安田有 小薮 島田 赤澤 三浦 中堀→鐘尾 木田→大久保 古庄→永松
得点:98 鐘尾


リーグ中断前の前節、アルテリーヴォ和歌山戦は0-2で負けはしたものの、自分たちが目指しているサイドを起点にした流動的な攻撃やパスワークに手応えを感じさせる試合内容だった。これからの積み重ねでその精度をもっと高めていくために、自分たちでミーティングを行い、攻撃と守備の目指すものをチームとして再び統一した。今日は10月に行われる第52回全国社会人サッカー大会出場へ向けた予選の初戦である。試合は前後半40分ずつの80分で行われる。
前半立ち上がり、前から行くこと、角をとることを徹底する。特に、右サイドの古庄、左サイドの中堀が積極的に相手の裏を取っていく。数多くゴール前まで迫る場面を作るも、シュートまで行くことができない。早いうちに1点取って試合展開を楽にしたいところ。ボールを奪われた後の切り替えも早く、関大FC2008がボールを支配する時間が続く。しかし、前半16分、DFラインのビルドアップのミスからボールを奪われ、決定的なピンチを招くも、初先発のGK白澤がなんとか防ぐ。ボールを持つ時間が長い中、このような自分達のミスはなくしていきたい。前半19分、中堀がドリブルで中へ切れ込み、強烈なシュートを打つもポストを直撃する。左サイドからチャンスを多く作れているので、シンプルに左サイドを使ってゴールを奪いたい。前半22分、ここで給水タイム。今日も気温が30度を超える厳しい暑さの中、相手の体力も考えて、もっとボールを動かしていきたい。前半30分、関大FC2008がボールを持つことに対して、相手の11人全員が自陣に戻りゴール前のスペースを消してくる。サイドからのクロスの入り方を工夫したり、ミドルシュートを枠へ飛ばしたい。長居まで応援に駆けつけてくれ、熱い声援を送ってくれている多くの仲間のためにもゴールを決めて、闘志あふれる試合を見せたい。そして前半が終了する。
ハーフタイム、試合に出ている選手だけではなく、交代で出場する選手やベンチに入れなかった選手全員が自分のプレー、行動、言動の全てのベクトルを自分に向けて、チャレンジャーの気持ちを再確認し後半へ向かった。
後半5分、赤澤から相手のDFの裏に抜け出した古庄へスルーパスを送り、キーパーと1対1の場面を作るが決めきれない。シュートを打つところでの落ち着きが必要だ。後半14分、流れを変えたい関大FC2008は、FWの木田、古庄に代えてFWの永松、大久保を投入する。永松のゴールへ向かう積極的なプレーと大久保の決定力に期待がかかる。後半20分、中堀のドリブル突破からのクロスに永松がシュートを打つもシュートは枠を捉えきれない。シュートまでいけているので、シュートを決めきるところ、特にシュートを枠に飛ばしてほしい。後半25分、相手の足が止まり始め、相手のDFとMFの間にスペースが生まれる。そのスペースを使っていきたい。しかし、その後もチャンスとピンチを繰り返しながら時間が経過していく。0-0のまま、後半が終了する。これから10分ずつの延長戦へ入る。
延長前半3分、大久保のドリブル突破から多くのチャンスを作る。得点の予感がする。そして延長前半5分、FWの中堀に代えてFWの鐘尾を投入する。厳しい暑さの試合で疲労していく中、鐘尾のドリブル突破に期待したい。延長前半8分、相手の動きが止まり、スペースが空いてきて、チャンスが増えてきた。そして延長前半を終了する。暑さにより関大FC2008の足も止まり始めたが、なんとしても相手に走り勝ってゴールを決めてほしい。
そして、延長後半8分、相手のDFの裏にうまく抜け出した鐘尾に大久保がスルーパスを出す。鐘尾がキーパーと1対1になったところを落ち着いて流し込み、待望の先制点を奪う。このまま、1対0で試合が終了する。関大FC2008はなんとか勝ちをもぎ取ることができた。
今日の試合は、1試合を通して自分たちの甘さを再確認する試合となった。しかし、勝ったことで次に繋げることができた。まだまだ課題は多いが、前向きに捉えて次の試合に全員で向かっていく。


文 責:里岡 航(2回生)
確認者:保手濱 直樹





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