GAME REPORTS
2016.07.31 16:00KO @J-Green堺メインフィールド
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 大阪府予選 準々決勝
vs ルート11
○4-1(2-0)



先発:前川 黒川 荒木→河野貴 諸石 池端→飯塚 藤村 森主 鈴木拳 塩谷 竹下 加賀山→吉井
得点:22 荒木 28’ 加賀山 59’塩谷 90+3 藤村

暑い日差しが照りつける中、天皇杯大阪府予選一回戦ルート11との一戦を迎えた。
関西大学のキックオフでスタート。前半開始早々から竹下が魅せる。果敢に飛び出しをみせ、鈴木との絶妙なコンビネーションで背後を突いてチャンスを演出し、攻撃のリズムをつくる。しかし、相手もボールを奪ってから前線に素早いロングフィードからのカウンターで関大ゴールを脅かす。前線のスピード感のある攻撃に注意したいところ。
荒木、諸石、前川を中心に相手の攻撃をの芽を摘みとる。前半22分試合が動く。コーナキックで一度は弾かれるものの、折り返しのクロスのこぼれ球に反応した荒木が相手からボールを奪い、右足を一閃。ペナルティエリア内からの強烈なシュートがゴールネットを揺らす。荒木のスーパーゴールで関西大学が先制し、1-0とする。これを皮切りに関大が一気に流れを掴む。前半27分には黒川のロングスローから竹下が絶妙なコントロールからシュート。しかし、これはポストに嫌われてしまう。畳み掛ける関西大学はさらに前半28分、塩谷からのスルーパスに反応した加賀山がDFラインから抜け出し、相手GKが飛び出してきているのをあざ笑うかのようなループ気味のシュート。これがゴールネットを揺らし追加点。これで2-0。ゴールの手を休めない関西大学は、右サイドバックの池端が鮮やかなテクニックで相手を抜き去り、クロスを上げると、ファーサイドに走り込んだ藤村がヘディングシュート。これはゴール左外に外れてしまう。テンポの良いパス回しと、コンビネーションで完全に関西大学が流れを掴んでいる。しかし、前半32分にピンチを迎える。ロングフィードから一瞬の隙をつかれ背後を取られてしまう。これを荒木がたまらずペナルティエリア近くで倒してしまう。このフリーキックは枠の外に外れたものの、ルート11も9番14番を中心に徐々にリズムを掴まれ、カウンターから危ないシーンもあったがボールは終始関西大学が支配して、前半を2-0で折り返す。
後半開始早々相手チームは徹底したロングフィードで関西大学を攻め立てる。後半1分には、ロングフィードからシュートを打たれるが枠の外。関西大学は細かいパスワークや個人技で攻めリズムを掴む。そんな中、後半14分、森主が右サイドからクロスをあげ、これを竹下がシュート。キーパーに弾かれたものの、こぼれ球にいち早く反応した塩谷がシュート。これで3-0とする。後半18分に荒木に代わり、ヘディングが武器の河野貴が投入、後半25分には池端に代わり飯塚を投入。スピードのある、ドリブルで攻撃の活性化を図る。交代カードも躍動し、関西大学がゲームの主導権を握る。しかし、後半26分にハーフェイライン付近からの相手フリーキックを弾き返すが、クリアが小さく、クリアボールをダイレクトでペナルティエリア外から豪快なシュートを決められ失点してしまう。このゴールにより3-1となった。ボールを握る時間が長かっただけに、この失点は悔やまれる。この流れを断ち切ろうと後半28分に、加賀山に代わり吉井を投入。交代で投入された吉井を中心に関西大学は前線からもう失点はしないぞといわんばかりの激しいプレスを魅せる。相手チームは関西大学の落ちないプレスについてこれずに、足が完全にとまってしまう。最後は関西大学がボールをほとんど握る展開になる。後半48分にだめ押しとなるシュートを藤村が決めて4-1で試合終了。
終始ボールを支配し圧倒していた試合だっただけに失点が悔やまれる。この勢いのまま準決勝に臨んでいきたい。


文 責:本田 光貴(1回生)
確認者:前田 雅文





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