GAME REPORTS
2016.09.10 14:00KO @アクアパルコ洛西
関西サッカーリーグ 第12節
vs 京都紫光クラブ
○1-0(0-0)



先発:白澤 杉本健 安田拡 安田有 阪本 赤澤 松井 三井→長尾 古庄→鎌田 大久保 永松→鐘尾
得点:86 長尾

前節のアルテリーヴォ和歌山との試合では内容は良かったものの惜敗してしまった関大FC2008。2ヶ月の中断期間を経て再開する今節の相手は京都紫光クラブだ。前期は3-1で勝利している相手なので後期も勝利して勢いをつけたいところだ。
前半の立ち上がりは相手のアグレッシブなプレーで押し込まれる時間が続いた。だが、徐々に中盤を使いながら上手くボールを保持することができるようになったがセカンドボールの奪取率が悪くそこを上げればもっと高い位置から攻撃することができるようになるだろう。17分にはミドルシュートがクロスバーを叩くなどシュートを打つシーンが増えた。ミドルシュートが増えたことはこの夏の大きな成長であろう。29分にはこぼれ球に反応しシュートを放つも相手GKの好守に阻まれた。30分以降からは相手のアグレッシブなプレスが減少し、引いて守られる陣形を取られたが、サイドチェンジなどを上手く使って優勢に試合を進めることが出来ていたが、足元で受ける場面が多く、相手DFの背後を狙う回数が増えればもっと攻撃のバリエーションが増え、相手を崩しきることができるだろう。しかし、相手陣内に攻め込む反面、カウンターやファールから与えてしまったフリーキックなどでピンチを招くも、GK白澤やDF陣を中心に粘り強い守備をすることができ、前半を0-0で折り返した。支配率では上回っているものの決定機は両チームともあり、先制点がこの試合の勝敗を大きく左右することにもなる。だがゴールだけでなく、失点することは最も避けたいことであるので、前半で少し見られた不用意な形でのボールの失い方を修正する必要があるだろう。
後半立ち上がりはロングボールを使い、相手を上手く押し込むことができ、シュートまで持ち込むことができたが相手DFの体を張ったプレーでなかなかゴールを奪うことができない。引いている相手に対して崩しきることは難しいので、連携した守備から高い位置でボールを奪うことができればより早くゴールに直結することができるだろう。18分にはFWの古庄に替えてスピードがある鎌田を投入する。すると鎌田が裏に抜け出し早々とチャンスを作る。膠着状態が続く試合においては、交代選手が勝敗のカギを握ってくる。また23分には三井に替えてキック精度の高い長尾を投入する。この交代により、裏へのボールも増え、攻撃のバリエーションも増えていった。しかし、次第に得点できないことに対する焦りや、勝ちたい気持ちが先走ってしまい、パス精度が低下してしまった。中盤でのボールは保持できているのでラストパスを丁寧にし、いい形でシュートを打つ場面を増やしたい。そうすれば先制点は必ず生まれるはずだ。何としても得点が欲しい関大FC2008は31分FW永松に替えて鐘尾を投入する。そして42分上手く繋いだボールを松井がフリーの鎌田に展開、鎌田のクロスは一度は相手GKが弾くもののこぼれ球に、この試合の途中で交代の長尾が押し込みようやく先制に成功する。ロスタイムも含め残り6分を全員で守りきり1-0のまま試合終了。相手GKの好守や粘り強いDFに苦しめられるもなんとか勝ち点3を取ることができた。
シュート数、支配率共に大きく上回っている試合だったが課題が多く見えた試合ではあった。次節は阪南大クラブと対戦するので、前回の雪辱を果たすためにもチーム一丸となって試合に臨みたい。


文 責:勝本 絢介(2回生)
確認者:保手濱 直樹





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