GAME REPORTS
2016.10.23 16:30KO @関西大学千里山中央グラウンド
Iリーグ 2016【関西】年間総合優勝チーム決定トーナメント 2回戦
vs 関西大学REDGROW
○4-0(2-0)

先発:安川 岩井 難波 橋本大 永保→酒井佑 牧野→俵 山下智→田川 下村 浜田→唐山 村中 田上→長谷川
得点:15 村中 36’ 山下智 76 田上 82 村中

ULTRASの決勝トーナメント初戦。相手は同じ関大のREDGROWだ。両者絶対に負けられない。準々決勝で関大対決が我らのホームで開催されるのは喜ばしいが、4回生にとってはどちらかが引退という残酷な試合。もし願いが叶うのならばこの試合が終わらないで欲しい所だ。しかし勝負の世界は甘くはない。勝者と敗者を決めなければいけない。お互い関大らしいサッカーを見せて欲しい。
立ち上がりはお互いペースを掴むためにボールを前に蹴り込むシーンが多く、両者譲らない攻防が続く。試合が落ち着いてくると、REDGROWは前に早いサッカーを展開し試合を有利に進める。一方ULTRASはREDGROWの特徴を生かした攻撃に苦しめられ、持ち味のボールポゼッションができていない。前半15分、嫌な雰囲気を払拭するかのようにMF山下からFW村中にパスが渡りロングシュート。キーパーの手を弾くもボールはゴールネットに突き刺さる。これにより1‐0。先制点を奪う。その後も華麗なパスワークでREDGROWの激しいプレッシャーをかわし、相
手ディフェンスを翻弄して行く。MF下村にボールが渡ると前線の選手たちが勢いよく飛び出し脅威を与える。また、安定したポジェッションで相手のプレッシャーを寄せ付けない。しかし前半終盤に入ると立て続けにピンチが訪れる。DFのトラップミスを相手FWに拾われシュートまで持ち込まれる。さらに、コーナーキックをヘディングで合わせられるもGK安川がストップ。嫌な時間帯が続く中、前半35分MF牧野のロングシュートによりコーナーキックを得る。このチャンスをフリーのMF山下が落ち着いてヘディングシュート。これが決まり2対0。そのままULTRASの優勢で前半が終了。
後半に入り前半の勢いのままULTRASが試合を優勢に進める。しかし決定的なチャンスを作れない時間帯が続く。チャンスこそ作れないものの、テンポの良いパスワークを展開して徐々にREDGROWゴールに近づく。後半27分にDF永保、MF牧野に変わりDF酒井とMF俵を投入。どちらもタイプは対極である。攻撃のテンポを変えて追加点を奪いたい。この交代が功を奏したのか、MF浜田の独特なリズムのドリブルからFW田上にボールが渡ると個人技でゴールをこじ開け3対0。後半31分REDGROWは長身FWを投入してくるもULTRASが主導権を握ったまま試合は終盤を迎える。後半36分MF山下がペナルティーエリア付近からロングシュート。こぼれ球にFW村中が反応。落ち着いて決め4対0。ULTRASの勢いが止まらない。REDGROWは最後まで気迫のこもったプレーでゴールを奪いに来るも無失点で試合終了。
最後まで関大らしいサッカーを見せてくれた両チームに盛大な拍手を送りたい。そしてULTRASはREDGROW、SOLEOの気持ちを背負い闘って欲しい。





文 責:松山 大成(2回生)
確認者:古橋 勇希





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