GAME REPORTS
2017.03.26 14:00KO @J-GREEN堺S2
第22回大阪サッカー選手権 1回戦
vs 関大クラブ2010
◯3-1(1-1)

公式記録はこちら

小雨が降り始めた中、天皇杯大阪府予選1回戦が始まった。対する相手は、関大のOBチームである関大クラブ2010だ。見応えのある試合になることは間違いなしだ。
試合は開始早々、ピンチが訪れる。前半2分、相手の右コーナーキックから混戦になり、相手が押し込んでくるものの、白澤がなんとかボールを掻き出した。立ち上がりが重要になってくる公式戦での、この試合の入りは、良いとは言えない展開だろう。時間が経つにつれ、徐々にペースを上げて行く関大は、攻撃で流れを掴んで行こうとする。すると、前半12分、左サイドの牧野がドリブルで仕掛け、大久保とワンツーからシュートを放つが、相手GKが好セーブ。この流れで得たコーナーキックでは、羽田が高さを活かしたヘディングでゴールを脅かすが、枠に飛ばない。幾度となくシュートを放って行く関大に対し、相手の関大クラブ2010は、しっかりと体を張ったプレーで対応してくる。両者譲らない展開が続くが、少しずつ関大のペースになりつつある。この流れからチャンスをものにする。前半25分、荒井が中央で仕掛け、永保に展開。永保のセンタリングに飛び込んだ吉井がPKを貰う。そのPKを吉井が落ち着いて右隅に流し込み、先制に成功。1ー0。ところが関大クラブ2010が反撃の狼煙を上げる。前半31分、ゴール前で競り合ったセカンドボールを素早く拾われ、ゴールに流し込まれる。1ー1。前半41分には、右サイドから仕掛けた吉井が、見事なボディフェイントからシュートに持ち込むものの、ゴールにはならず。このまま前半終了の笛が鳴る。
前半は、シュートを放つものの、決定力に欠いている関大。足元でボールを受けるシーンが目立つため、相手の背後を狙い、リズムを作って行くことが必要になってきそうだ。
雨が少し強くなってきた中、後半キックオフの笛がなる。後半開始からFW大久保と吉井が、ディフェンスラインの裏を取りに行く場面が目立つものの、関大クラブ2010のしっかりした対応に、なかなか攻め切ることができない。前半より、裏を取る動きとともに、サイド攻撃も少し増えた。しかし、関大クラブ2010も粘りを見せる。後半13分、ロングボールを羽田が1度は跳ね返すものの、こぼれ球を折り返され、流し込まれるが、これはオフサイドの判定。これを機に関大は大きく動き出す。大久保と吉井に代え、竹下と加賀山を投入。キャプテン竹下、ストライカー加賀山をW投入し、一気に攻め込んで行きたい所。しかし、後半20分、ペナルティーエリアで鯉沼が競り合った所でPKを取られる。この嫌な雰囲気を断ち切ったのが白澤だ。白澤の好セーブでなんとか失点を免れた関大。すると、後半34分、右コーナーキックからのこぼれ球を、荒井がドリブルで切り込みながら左足を振り抜く。このシュートが綺麗な弧を描き、ゴール左隅のネットに突き刺さる。ピッチ内、ベンチ、応援団の歓声が大きくなっていく。後半43分には、竹下が個人技で持ち運び、シュート。これが決まり、3ー1。このまま時間が経過し、試合終了の笛がなる。スコアは3ー1で関大が勝利を勝ち取った。
結果的に、勝負の分かれ目となったのは、PKだろう。白澤が止めたPKが荒井のゴールに繋がったのは間違いない。この試合に勝てたことは良かったが、課題が多く見つかる試合となった。次戦はJFLのFC大阪。昨年の天皇杯大阪府予選決勝以来の再戦だ。この試合に向けて、課題を修正し、全員サッカーで勝利を勝ち取りたい。



文 責:小坂田 知弥(2回生)
確認者:前田 雅文




戻る