GAME REPORTS
2017.06.24 18:00KO @大阪体育大学
関西学生女子サッカー 春季リーグ 入れ替え戦
vs 関西学院大学
○2-1(1-0)

先発:佐々木 岸本 河崎 国広 金子 藤崎 濱 鳥本 吉田 ゴギー→中野 大田萌
得点:33' 大田萌 66' 吉田

一部自動昇格のかかった前節の明治国際医療大学戦は、惜しくも敗れたが、まだ一部昇格への道が閉ざされたわけではない。今日の入れ替え戦で関西学院大学に必ず勝利し、一部昇格を成し遂げたい。試合会場が大阪体育大学と遠いにも関わらず、保護者の方々や多くの部員が足を運び、力強い声援で関大なでしこを盛り上げる。試合は相手ボールでキックオフした。
前半開始直後から関大が積極的に仕掛ける。前半1分岸本のクロスにゴギーが飛び込むがこれは惜しくも触ることができない。前半3分には、鳥本がこの試合のファーストシュートを放つ。ここから一気に勢いに乗り、先制点を奪いたい関大だが、前半6分低い位置でボールを奪われ、そのままシュートを打たれる。前半7分にもドリブル突破をされそうになるが、国広がしっかりブロック。嫌な流れを断ち切りたいところで、前半8分に大田の積極的なドリブルからコーナーキックを獲得する。これは得点に繋がらないが、徐々に流れを引き戻す。前半14分に良いパス回しでゴール前までボールを運び、最後は濱がシュートを放つも相手キーパーに阻まれる。そのこぼれ球から混戦になるがこれも決めきれない。前半17分にも鳥本の得意のスピードに乗ったドリブルで2人同時に抜き去り、クロスを上げ、中にいた吉田がシュートを打つもディフェンスに阻まれる。さらに、前半24分にはゴギーがボールを奪い、そのまま大田、金子と繋ぎクロスを上げる。中にいた鳥本がシュートを打つも枠を捉えきれず得点に繋げられない。すると前半26分にピンチを迎え、佐々木が飛び出すが止めきれずシュートを打たれる。しかし、これは枠外にそれ、失点は免れる。前半33分河崎の蹴ったコーナーキックに大田が頭で合わせ、1-0となる。ついに関大が待望の先制点を獲得する。ここからさらに追加点を狙いたいが、相手の裏への素早い攻撃に苦戦する。これを国広、河崎を中心にしっかり守り、無失点のまま前半を終える。
前半に先制点を奪いリードはしているものの、再度全員で集中度を高め後半に入った。しかし、後半3分ディフェンスラインの裏へ抜けだされ、ピンチを招く。嫌な流れを断ち切るように、後半11分吉田が連続でプレスをかけて、マイボールにする。しかし、その後立て続けにサイドをとられシュートを打たれる。追加点を狙う関大は、試合の流れを関大へと変えたいところだ。すると後半21分鳥本のクロスに走り込んできた吉田が反応し、思い切りの良いシュートを放つ。これが決まり2-0とリードを広げる。さらに勢いをつけたい後半24分ゴギーに代わり中野が入る。後半26分には鳥本が左足でシュートを放つが、これは惜しくも枠を捉えられない。後半27分左サイドから攻めようとするが、攻めきれず逆にピンチを作ってしまう。その後も攻め込まれる時間が続くが、全員で体を張ってゴールを守る。しかし、後半33分にゴール前で崩され失点し、2-1となる。ここで受け身になってはいけない。攻め続けたい関大は、後半34分こぼれ球を拾った藤崎が狙い澄ましたロングシュートを放つが、これはポストに阻まれ得点には繋がらない。追加点が奪えず、相手ペースになり猛攻が続くが岸本、河﨑が体を張って攻撃の芽を潰し、ゴールを割らせない。お互い最後まで集中を切らさず、気持ちのこもったプレーが続くが、ここで終了のホイッスルがなった。
この結果により、一部昇格が決まった。しかし、目標は「日本一に繋ぐインカレ出場」であり、まだスタートラインに立ったばかりだ。この結果に満足せず、さらにレベルアップする必要がある。そして、一部で戦えるチームになり、秋季リーグに挑みたい。



文 責:橋本 七海(3回生)
確認者:足高 清司



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