GAME REPORTS
2017.07.23 13:30KO @ビックレイクC
第53回全国社会人サッカー選手権大会関西予選 1回戦
vs エベイユFC
●2-2(0-1)pk(3-5)
公式記録はこちら
全国社会人サッカー選手権大会関西予選1回戦、この試合の相手はエベイユFC。全社優勝をチーム発足時から掲げている関大FCはなんとしても勝って2回戦に進出したい。
立ち上がりは向かい風ということもあり、相手のロングボールによって押し込まれる場面もあったが背後へのボールが弱点の相手に対してシンプルなロングボールでチャンスを作ることができた。また相手の守備はコンパクトにボールサイドに寄っていたのでサイドチェンジなどをもっと有効に使うことができればより多くのチャンスを作り出せたかもしれない。しかし、攻勢が続いていた前半39分に相手のセットプレーを一度はクロスバーに救われるもこぼれ球を詰められ先制点を許してしまう。試合前から体の大きい選手が多い相手チームに対してファールをせずに対応しようと声をかけあっていた中でセットプレーからの失点をしてしまったのでどのような相手に対してもファールをせずにディフェンスすることは修正すべき点だ。
後半の立ち上がりは前半と同様に相手の裏へのロングボールでチャンスを作ろうとしたが前半と異なり、追い風となったためボールが伸びてしまいチャンスを作ることができなかった。このような場面では自分たちの持ち味でもある細かいパスでテンポを作っての攻撃をすることができればチャンスが増えたのかもしれない。攻撃がなかなか噛み合わない中後半15分にサイドのクロスから合わせられ追加点を許してしまう。この直後からはフォーメーションを4-4-2から3-5-2の攻撃的なフォーメーションに変更し得点を狙いにいった。フォーメーションを変更したことにより幅を使って攻撃することができ、それによって中央にできたスペースをうまく使うことができた。そしてこの采配がズバリ的中する。後半31分に相手ゴール正面のいい位置でフリーキックを獲得。これを奥野が狙いすましたシュートを放ち1点を返す。これによって勢いづいた関大FCはサイド攻撃を中心に相手ゴールへ迫った。そうすると直後の後半35分に先程と同様にいい位置でフリーキックを獲得。このフリーキックをまたもや奥野が決め土壇場で同点に追いついた。このままの勢いで逆転したい関大FCだったが試合は終了し延長戦に突入した。
延長戦に入ると疲れでミスが目立つ相手に対して関大FCは持ち前の走力を生かし攻勢を強めていった。しかし相手の足が止まったことによりドリブルで仕掛ける回数が増えたが、フリーになる選手がいる中でもドリブルで仕掛けてしまい、ボールを失ってカウンターを受ける場面が目立ったので、ドリブルで仕掛けるのか、フリーな選手を使って攻撃するのかの判断をもっと上げるべきだ。
前後半10分の延長戦では決着が付かずPK戦へと突入する。5人全員が決めたエベイユFCに対し関大FCは3人目が止められ3-5で全社予選敗戦となった。
この試合では失点は無くしていかなければならないが決定機は関大FCが多く、そのチャンスを決めきることができなかったことが課題になった。日頃の練習でのシュート1本、パス1本をもっとこだわって個々のスキルを上げていかなければならない。試合は中断期間に入るが次の8月26日に行われる阪南大クラブの試合までにどれだけ個々のスキルを磨くことができるかが重要になってくる。
文 責:勝本 絢介(3回生)
確認者:保手濱 直樹
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