GAME REPORT
2017.12.02 14:00KO @ビッグレイクC
KSLカップ2017 準々決勝
vs高砂ミネイロFC ○2-0(1-0)

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1回戦から2ヶ月があき、ついに2回戦が始まる。関大FCとしては長い中断期間にどれだけチーム力を上げられたかが試される一戦だ。
立ち上がりはシンプルにボールを蹴り、押し込もうとする関大FC。それに対し、高砂ミネイロは細かいパスワークから裏を狙うなどして揺さぶりをかけてくる。前半7分に右サイドを突破され、シュートまで持ち込まれるなどやや押し込まれる展開となる。この展開を左サイドハーフの吉塚が打開する。前半20分にその吉塚が裏に抜け出すと相手キーパーに倒される。これはファールにはならないがその後の前半24分、右サイドからの小山のクロスをトラップした吉塚がボレーシュートを放つ。これが相手キーパーの頭上を越してネットを揺らし得点。関大FCが1-0と先制に成功する。得点が入り、落ち着きをもてるようになったチームは徐々にパスを回せるようになり、ペースを掴み始める。前半31分に三井が惜しいミドルシュートを打つと、40分には岡崎の右からのクロスを松山が頭で合わせるがバーに当たり外れるなど、得点が入りそうなシーンがいくつか見られる。この時間帯に追加点を奪いたいところだがスコアは動かず、前半は1-0で終える。
リードをして終えられたことは良かったが、相手のセットプレーなどで危ないシーンがあったので、無駄なファールをしない、クリアするところはしっかりとクリアするなど、メリハリをつけたプレーをして、不用意にセットプレーを与えないようにしたい。
後半は開始早々に西岡が惜しいシュートを打つなど引き続き主導権を握る。すると後半5分、右のCKからのボールを西岡がニアでそらすとファーサイドで待っていた坂口が押し込み追加点をあげる。2-0とリードを広げた関大FCはその後も攻め続ける。しかし、後半の半ばに差し掛かる21分、36分とミスからピンチを迎え、あわや失点というシーンをつくられる。無駄なミスをなくして、ピンチの回数を減らしたい。その後は交代した美座、澤などを中心に攻め続けるも得点は生まれず試合が終了。
2-0で勝利をおさめ、関大FCが準決勝へと駒を進めた。前半はハイプレスを仕掛け得点を奪うなど狙い通りの戦いができていたが、後半は相手のペースに合わせてしまうようになり、なかなか試合を支配しきれるまではいかなかった。次の相手にはさらに強いプレッシャーをかけ続けることが求められるので、試合を通してそのような戦いをするために練習で修正していく必要がある。関大FCのタイトルをかけた戦いは続く。



文 責:小林 隆人(2回生)
確認者:保手濱 直樹