GAME REPORT
2017.12.13 13:30KO @浦安市運動公園陸上競技場
全日本大学サッカー選手権大会一回戦
vs福山大学 ○2-1(0-0)

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「全員サッカーで日本一」に向けての最後の戦い。初戦をしっかりと勝利し、勢いに乗りたいところだ。
試合は関大のキックオフで始まる。試合開始からボールを支配する一方で前半5分、相手に一瞬の隙を突かれシュートを打たれるもポストに救われ、失点を免れる。これ以降は、荒木と鯉沼を中心として相手にチャンスを作らせない。関大は細かくテンポのいいパス回しをみせ、サイドからのクロスという攻撃の形が多く見られたが、なかなかシュートに持ち込むことができない。前半のシュートは15分と37分に、ともにクロスから加賀山が放った2本のみ。決定的なチャンスを作ることができないまま0-0で前半終了。
前半はパスを回せてはいるものの、ゴールに結びつけることはできなかった。後半は相手のカウンターには注意しながらもゴールへ向かうプレーを増やし、なんとしても得点したい。
後半の立ち上がりから関大ペースで試合が進む。後半10分、13分と立て続けにチャンスが訪れるも、ゴールを奪うことができない。また、塩見のコーナーキックから相手ゴールを幾度となく脅かすがこれも得点には至らない。ここで永松に変えて、関大の頼れるエース竹下を投入。試合を決定づける得点を期待したい。後半22分鈴木拳の裏へのパスに反応し、抜け出した竹下がループシュートを放つ。先制かと思われたがゴールネットを揺らすことはできない。決定的なチャンスを多く作れている中でなかなかゴールを奪うことのできない関大は、鈴木拳に代えて森主、塩見に代えて荒井を立て続けに投入する。1点が遠い関大だったが後半33分、荒井のパスを受けた塩谷が無回転のミドルシュートを放つ。キーパーに1度は防がれたが、このこぼれ球を竹下がヘディングで押し込みついに欲しかった先制点を上げることに成功する。1-0のまま逃げ切りたい関大だったが、後半37分にコーナーキックのこぼれ球を相手に決められ失点し、1-1と同点に持ち込まれる。このまま延長かと思われた後半アディショナルタイム、竹下がミドルシュートをゴール右上に豪快に決め劇的な決勝点を得る。そして、試合は2-1で終了のホイッスル。
劇的なゴールで勝利した関西大学。「こぼれ球を狙っていて決めれてよかった。2点目はファーストタッチをミスしてしまったが思い切って打った。入ってよかった。今日の勝利は応援のおかげなので、油断することなく、これからも頑張っていく。」とこの日2得点の竹下。次戦、明治大学にも関大らしさをぶつけ、チーム一丸となって勝利を目指す。



文 責:小倉 智哉
確認者:前田 雅文