GAME REPORT
2018.05.05 11:30KO @神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
関西学生サッカーリーグ 前期 第6節
vs同志社大学 ○2-1(0-0)

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前節、関西学院大学との関関戦に2-0で勝利し二連勝で未だリーグ戦無敗の関大。中1日という過密日程もあるのか、前節からスターティングメンバーを3人入れ替えて同志社大学との大事な一戦に挑む。この試合に勝利し、首位攻防戦に加わっていきたいところだ。両チームの応援がスタジアムに響き渡る中、関大のキックオフで試合開始。
立ち上がり前へ押し込みたい関大、しかし同志社のパスを回すサッカーになかなかボールを奪うことができず、前半5分相手に決定的なファーストシュートを打たれてしまう。しかしその直後の8分、中盤から1本のパスで抜け出した大久保のラストパスに加賀山が決めて関大先制。先制点を奪い徐々に同志社のサッカーに対応した関大は12分、ロングボールのこぼれ球に再び加賀山が決定的なシュートを放つも惜しくもゴール左に外れてしまう。その後、22分、26分とロングボールに抜け出した大久保がチャンスを作るも、ゴールに結びつけることができない。最後までチャンスを作り続けた関大だったが、追加点を奪うことができずに1-0で前半を終了する。
同志社のキックオフで後半開始。立ち上がりから関大ペースで試合が進み、3分には今日再三とチャンスの起点を作っている松本のパスから大久保がシュートを放つも相手GKのファインセーブに阻まれる。更に守備でも関大の心臓である森主と今日初先発である一回生草刈の両ボランチと大型CBの羽田、荒木が相手の攻撃の目を潰し、同志社にチャンスを作らせない。追加点が欲しい関大は56分大久保に代えて高橋、59分松本に代えて前節華麗な直接FKを決めた牧野と攻撃の選手を続けて投入する。しかし決定的なシーンを作ることができないまま膠着した時間が続く。すると関大は27分新たな手を打つ。草刈に代えて中井を投入し、更に追加点を狙いにいく。しかし関大が流れを掴めずにいると徐々に同志社が反撃を開始する。サイドを使った攻撃で何度もチャンスを作り、76分クロスから決定的なシュートを放たたがここは関大の守護神、安川がファインセーブでチームを救う。苦しい時間が続く関大だが、キーパー、ディフェンスラインを中心に粘りのディフェンスを見せる。このまま無失点で試合を終わらせたかった関大であったが82分、CKから同点ゴールを許してしまう。現在勝ち点0でリーグ下位に沈んでいる同志社に何としてでも勝ち点3を取りたい関大は終盤、攻勢に出る。89分カウンターから相手の背後を取った加賀山が決定的なシュートを放つも、同志社守備陣が粘りのディフェンスを見せ勝ち越し点を許さない。しかし、このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、裏に抜け出した高橋のクロスに加賀山が頭で合わせ勝ち越しゴール。試合はこのまま終了。
エース加賀山の2ゴールによる劇的勝利で3連勝を収めたものの、内容という面でまだまだ課題の残る試合となった。次節は19日の近畿大学戦。4連勝を目指して2週間準備をしていく。



文 責:中村 陸人
確認者:前田 雅文