GAME REPORT
2018.08.26 11:30k.o.@キンチョウスタジアム
関西サッカーリーグ 第10節
vsアルテリーヴォ和歌山 ●0-3(0-3)

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2018年8月26日(日)キンチョースタジアムで第53回関西サッカーリーグ第10節が行われた。第10節の相手はアルテリーヴォ和歌山である。前期1-3で敗れた雪辱を晴らすため、また上位争いに食い込むためにも必ず勝ち点を積み上げたい。試合は、関大のキックオフで開始された。
試合開始早々、関大のピンチが訪れる。自陣左からのクロスにヘディングで合わせられるも高村がビッグセーブ。しかしアルテリーヴォ和歌山はこのプレーを機に流れに乗る。関大は押し込まれる時間帯が続く苦しい展開となる。その後、両チームシュートが少ない時間が続いていたが、ついに試合が動く。前半14分、自陣右からのクロスの折り返しを決められ失点を許してしまう。得点後、勢いに乗ったアルテリーヴォ和歌山は前線からの積極的なプレスで関大に自由にボールを持たせない。その後、何度か関大は中堀を中心としたパス回しからゴールに迫ったが、決めきれない。前半23分、相手ゴールキックからこぼれ球を拾われ、右サイドの10番にパスを出され、そのまま決められ失点してしまう。うまくいかない流れを断ち切りたい関大だが、キャプテンの山本が負傷し、交代を余儀なくされる。給水タイムを開けて早々、ミスからキーパーと一対一の状況を作られるもポストに救われる。なかなか攻撃への糸口が見出せない中、前半41分、クリアボールのこぼれ球を裏に抜け出され、キーパーとの一対一を10番に決められ、0-3となった。後がなくなった関大は、攻めに出て、高取が右からのコーナーキックを獲得。このコーナーキックは得点に繋がらなかったが、このプレーを機に相手陣地でのプレーが増えてきたところだったが、得点を奪えず前半が終了した。
ハーフタイム、全員で鼓舞し気持ちを入れ替え後半戦へ向かう。後半はアルテリーヴォ和歌山のキックオフで開始された。後半開始から、冨永に代えて日高、平井に代えて田中啓が入る。後半開始早々から前半同様アルテリーヴォ和歌山は前線からの積極的なプレスで関大に自由を与えない。関大は、植田、高取を中心にテンポの良いパス回しから徐々に流れを引き寄せる。日高のカットインからのクロスはファーサイドの高取には合わなかったが徐々に関大が勢いにのる。また、植田のサイドチェンジから中堀がディフェンスを抜き、シュートを打つも外側のサイドネット。後半17分日高のパスを受けた次木がドリブルで持ち込みファールを誘う。次木を止めた選手にはイエローカードが出される。関大のチャンスが続く中、アルテリーヴォ和歌山が選手交代で大型の選手を入れる。これにより、流れがアルテリーヴォ和歌山に傾き始める。サイドからのシンプルな攻撃でゴールに迫られるも、ディフェンスラインの選手を中心にシュートを打たせない。このディフェンスのプレーに応えようと後半から右サイドに移った中堀がドリブルで切り込みシュートを打つも、キーパーに止められてしまう。得点が欲しい関大は後半42分、高取に代えて松山を入れる。また、後半46分には植田に代えて今井を投入。その直後、増岡のロングボールに次木が抜け出し、相手のミスを誘いキーパーと一対一になるもシュートは止められ、流れが傾きかけたところで試合終了。
この試合でチャンスを作り続けた中堀は、「相手の攻め方、守備のはめ方を理解するのが遅く、有効な攻撃ができなかった。蹴るだけの相手に対して、センターバックのチャレンジ&カバーがしっかりと出来ていなかったし、ゴール前での粘りや体を張ることが出来ていなかった。根本的な気持ちの部分の改善が必要になる。来週のTIAMOは、個人の能力が高い相手なので特に守備での粘りの部分を大事に必ず勝利を掴みとりたい。」と次の試合に向けての改善点と意気込みを語ってくれた。次節は9月2日(日)に行われるFC TIAMO枚方との試合になる。前節の雪辱を晴らすとともに、勝って勢いに乗りたい。



文 責:平沼 陸
確認者:古橋 勇希