GAME REPORT
2017.07.15 15:30KO @同志社大学京田辺グラウンド
Iリーグ Bブロック 第5節
vs同志社大学Ⅰ ○3-1(0-0)

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Iリーグ第5節。関大ULTRASはBブロック8位の同志社大学Iと対戦する。何としても勝ち点3をものにし、決勝トーナメント進出に向けて弾みをつけたい。これまでの試合でも、立ち上がりの試合運びが課題となっているため、今日の試合では立ち上がりをものにし、勢いをつけていきたい。
真夏の太陽が照りつける中、同大Iボールでキックオフ。開始早々、相手のクリアボールを長尾がボレーシュート。立ち上がりから積極的な姿勢でゴールを狙い、ボールを保持する時間帯が続く。ボランチの長尾と長井を中心に、相手を横に揺さぶりながらチャンスを伺う。すると、前半15分、ゴール左手でもらったFKを長尾が直接狙う。これはキーパー正面。両チームとも立ち上がりから激しくプレッシャーをかけていくかたちとなった。少ないチャンスをものにするかが鍵となりそうだ。前半20分を過ぎると、ボールを保持するものの、シュートまで行けない時間帯が続く。前半24分、酒井佑のクロスから長井がヘディングでゴールを狙うが、枠を捉えきれない。ここで真夏の熱中症予防として、クーリングブレイクを挟む。すると、流れは同大Iの方に傾く。前半29分、同大Iは立て続けにシュートを放ってくるが、難波、安田有の両CBが体を張りゴールを許さない。前半41分、同大Iが遠めからミドルシュート。これはクロスバーに助けられる。前半42分、流れるような展開から右サイドを崩され、強烈なシュートを放たれるがゴール右に逸れる。そして、少し嫌な雰囲気のまま前半終了の笛が鳴る。
前半はボールを保持する時間帯が続くが、ゴール前までは行けず、シュートの本数が明らかに少ない状態であった。後半はバイタルエリアでの工夫とシュートを積極的に打っていきたい所だ。
関大応援団の熱い応援とともに、後半キックオフの笛がなる。後半2分、長尾がセンターラインを過ぎたあたりから、ロングシュートを放つが惜しくも枠を捉えることができなかった。このシュートをきっかけに流れを掴んでいきたい関大ULTRAS。すると、この流れからチャンスが訪れる。後半7分、長井が右サイドのキャプテン笹倉に展開。笹倉が針の穴を通すようなスルーパスで田上に繋ぐが、相手の体を張った守備に阻まれる。ここから関大が流れを掴み始める。後半12分、長尾のCKから最後は難波がヘディングでゴールを脅かすが、クロスバーに阻まれる。前半よりも確実にチャンスは増えているが、ゴールを奪うことができない。このプレーを機に、関大ULTRASは大きく動き出す。後半14分に松本を俵に、16分には長尾を下村に代え、一気に攻め込んでいきたい所。すると、この交代が功を奏す。後半23分、FKから長井が頭で逸らした所に、村中が素早く反応。ワンタッチでGKを躱すと、そのまま頭でゴールにねじ込み、1ー0とする。そして、後半26分には長井と田上に代え、唐山と高橋をW投入。ここから関大が攻め込む展開になると思いきや、同大Iが反撃の狼煙を上げる。後半27分、左CKから得点を挙げられ、1ー1とされる。一進一退の攻防が続く中、チャンスをものにしたのは関大ULTRASだった。後半40分、前線からの守備でボールを奪い、高橋の足元へ。シュートを打つと思いきや、フリーの唐山へ横パスし、唐山は落ち着いてゴールに流し込み2ー1と追加点を挙げた。このまま試合終了の笛が鳴ると思いきや、またもや途中出場の2人が躍動した。後半45分、左サイドの絶妙なコンビネーションから唐山の華麗なヒールパスに抜け出した高橋が迷わず左足を振り抜きゴールを挙げ3ー1とした。関大応援団の声援がさらに大きくなっていく。このまま試合終了の笛が鳴り、関大ULTRASは6勝1分で中断期間を挟むこととなった。
結果的に、途中出場の選手が活躍する形で勝利を収めたが、課題も見つかる試合となった。中断期間で課題を克服し、さらに強くなった関大ULTRASを見せつけたい。



文 責:小坂田 知弥(2回生)
確認者:古橋 勇希