GAME REPORTS
2016.05.14 11:30KO @三木総合防災公園第2陸上競技場
関西学生サッカーリーグ 前期 第7節
vs 大阪教育大学
○2-0(1-0)




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 前節伝統ある関関戦に勝利し2連勝と波に乗る関西大学。前期リーグ戦中断前となる一戦で何としても勝ち点3を手にしたいところだ。相手は今シーズンから1部に復帰した大阪教育大学だ。
 天気は良好でピッチ状況も良好のなか、大教大ボールでキックオフ。前半5分、右サイドを突破され、クロスを上げられるが諸石がしっかりと弾きかえす。早く流れに乗りたい関大だが、シンプルにボールを放り込んでくる大教大の圧力に押され我慢の時間が続く。15分には吉井が個人技で相手を交わし、クロスを上げ森主が飛び込むがあと一歩届かず。両チーム合わしてのファーストシュートは21分、相手のクリアボールを拾った森主が遠目からミドルシュートを狙うがバーの上に外れる。後ろ向きの選手に対して激しくプレスをかけてくる大教大に、自由にプレーさせてもらえない時間が続くが、DFラインが体を張ってゴールを死守する。32分、吉井の深い切り返しからクロスを2列目から上がってきた森主の頭に合わせるが、枠を外れる。徐々にサイド攻撃からゴール前へ行ける回数が増えてきた関大。相手にセットプレーを与える回数が多いのは、不安な部分だがボールに行けている証拠。ボールにクリーンにプレーしたいところ。そろそろ先制点がほしい関大は40分、布施の縦パスに反応した竹下が見事な反転からシュートを打つがキーパーに阻まれる。そしてついに均衡が破られる。前半終了間際、布施のリスタートから吉井がゴール前に頭で落とし、竹下が相手を背負いながらまたも見事な反転からのボレーシュートがゴールに突き刺さり、先制点を挙げる。このまま1点リードで前半終了。前半終了間際に先制点が取れたことは非常に大きい。後半も追加点に期待したい。
 後半立ち上がりも前半立ち上がりと同様なかなかスムーズにボールを動かすことができない。ルーズボールをしっかりと保持し、自分たちの時間を増やしたいところ。65分、竹下と森主の連続した前線からのプレスから池端がボールを奪い、素早く前線の竹下にスルーパス。横に詰めていた吉井がシュートを放つが惜しくもキーパーに阻まれる。徐々に関大がボールを保持し、68分には布施の意表をつくスルーパスに2列目から飛び出した鈴木拳が反応するが、僅かに合わず。この調子で追加点を取り、相手を突き放したいところ。73分、GK前川が飛び出して来たところを相手に交され、ゴールが無人となるが、荒木がその後のボールを危なげなく処理する。そして74分、布施の右FKに吉井がゴール前に飛び込み、溢れたところに池端が詰め待望の追加点を挙げる。ここから交代選手の勢いも生かし、さらに相手を突き放したい。80分には相手の足が止まってきたところに平尾のキレのあるドリブルが相手DFラインに脅威を与えている。アディショナルタイムは3分。DFラインは最後まで集中を切らさず、相手の攻撃をシャットアウト。
 このまま試合終了し、リーグ戦中断前の試合をしっかりと勝ち切って3連勝を飾った関大。まだまだ課題はあるが、守護神前川を中心に今シーズン初の無失点試合ができたことは大きな自信になったに違いない。明日に試合を控える他のカテゴリーにも勢いをもたらす一勝であった。全員サッカーで日本一を掲げる関西大学にとって来週から始まる関西選手権にも、この勢いのまま突き進んでいきたい。
文 責:山本 亮太(2回生)
確認者:前田 雅文




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