GAME REPORTS
2016.06.18 14:00KO @万博記念競技場
関西サッカーリーグ 後期 第1節
vs レイジェンド滋賀FC
○2-1(0-1)


先発:勝本 阪本 赤澤 安田 吉塚 三浦 三井 長尾→島田 古庄→鐘尾 大久保→鎌田 永松
得点:55 阪本 57’ 永松(PK)

優勝争いに食い込んでいくために、勝ち続けないといけない関大FC2008。万博記念競技場の最高のピッチで行われる後期第1節のレイジェンド滋賀との試合に勝って、勢いをつけたい。
しかし、最初にチャンスを作ったのはレイジェンド滋賀だった。前半6分に自陣でボールを奪われ、ピンチを招いてしまう。また、前半10分、13分と立て続けに危ない場面を作られる。立ち上がりに相手はロングボールを使ってきているのに、DFラインの戻りが遅く、クリアが小さくなっている。もっと早くDFラインを下げて、クリアをしやすい姿勢を先に作りたい。そうすれば、クリアを大きくでき、相手に押し込まれることはなくなるだろう。また、ミスが多く、なかなかゲームをコントロールできていない。声を出すことで、集中できるので、立ち上がりは特に会話の量を増やして、早くゲームに入り込まないといけない。相手より先にゲームに入り込めば、主導権を握れるようになる。しかし、修正ができず悪い流れのままむかえた前半20分、相手のアーリークロスで混戦になったところからシュートを打たれ、先制点を許してしまう。失点する前に修正できないと強い相手には、逃げ切られてしまう。失点する前にゲーム中で修正をしないといけない。失点してからは、ボールが回るようになり、チャンスを作ることができるようになった。しかし、ラストパスが合わず、得点は奪えない。その後も攻め込まれる場面があり、ピンチを作られるもののGK勝本とDFラインを中心に耐え、0-1で前半を折り返す。
立ち上がりに相手に押し込まれ、悪い流れが続いてしまった。また、ラストパスの精度を欠き、シュートをいい形で打つことができなかった。なので、流れを引き寄せることができない。後半は、ロングボールに対して、準備を早くし、相手の勢いを跳ね返さないといけない。また、中盤ではボールを回せて支配できるはずなので、ラストパスを丁寧に出し、いい形でシュートを打つ場面を何度も作りたい。そうすれば、逆転することはできるだろう。
そうして始まった後半10分、DF安田からのロングボールに抜け出したDF阪本がゴールを決め、1-1と追い付く。ラストパスがしっかり合うだけで、得点できるので、確実に合わせていくようにして欲しい。勢いに乗りたい関大FC2008は、後半12分にFW古庄に代え、FW鐘尾を投入する。後半14分には、DF吉塚のインターセプトからFW大久保へ渡ったボールは、惜しくも外れてしまうが、いい形でチャンスを作れるようになりだした。良い流れが続いていて、ラストパスも合うようになっている。しかし、決めるべきところで決めないと、流れが途切れてしまう。このような時こそ、集中が切れやすくなるので、声を出して、集中を切らさないようにして欲しい。しっかり逆転して、勝ちきりたい関大FC2008は、後半29分にFW大久保に代え、FW鎌田を投入する。そして後半30分、DF安田がペナルティエリア内で倒され、PKの判定。これをFW永松が決め、2-1と逆転に成功する。このまま勢いを止めない関大FC2008は、後半33分、先ほど交代で入ったFW鎌田が右サイドを突破し、上げたクロスにFW鐘尾が合わすも、相手GKにとめられてしまう。もう1点とって、勝負を決めにいきたかったが、そこからはなかなかチャンスを作れず、アディショナルタイムを含め残り10分に。相手はロングボールを多用して来るが、これをDF赤澤とDF安田が跳ね返す。しかし、クリアしたあとのラインアップが遅く、押し込まれ続けてしまう。社会人は特にゲーム終盤、前に居残る場合が多いので、大きくクリアして、しっかりラインをあげて、オフサイドにかけるようにしたい。最後は相手の猛攻を全員で耐え、2-1で試合終了。
前期1-1と引き分けに終わったレイジェンド滋賀に後期では、2-1と逆転して、勝つことができた。このどちらに転ぶかわからない試合で、勝ち点3をとれたことは非常に良かったが、課題が多く浮かび上がってくる試合となった。前半の立ち上がりに相手にいい形を多く作らせてしまったことや、前半に終始見られたラストパスの精度の低さは、直していくべき課題となる。リーグ戦は、折り返し地点に入ったが、これから更に上を目指して、チーム内で高め合い、優勝争いに食い込んでいきたい。



文 責:岩瀬 有貴 (4回生)
確認者:保手濱 直樹






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