GAME REPORTS
2016.10.29 14:05KO @ヤンマーフィールド長居
関西学生サッカーリーグ 後期 第9節
vs 関西学院大学
○1-0(1-0)



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関大は前節の京都産業大学戦、前半に先制され苦しみながらも後半に追いつき勝ち点1を分け合う結果となった。その結果、関大は5位に後退してしまい、インカレ出場圏外となってしまっている。今節は関西リーグ第20節、関西学院大学との伝統の関関戦だ。前期では2-1で勝利しているので後期も勝利し、インカレ出場権獲得に向けて頑張ってほしい。
前半は関学ボールでキックオフ。関大は前半開始早々から応援の力を受けて、前線から激しいプレスをかけていき、早い時間から関大が試合の主導権を握る。その気迫のある応援が実り先制点を取ることに成功する。前半3分竹下が右サイドをドリブルで突破し、低いクロスを上げると中で合わしたのは塩谷。一度は弾かれるが、もう一度押し込み価値千金の先制点をあげた。勢いの落ちない関大は試合開始10分を過ぎても以前としてプレスをかけ続け、関学に目立ったチャンスも与えず攻め続ける。前半13分には竹下、加賀山が立て続けにシュートを放ったがゴールには至らない。前半19分関学陣地で石井がボールをカットして、相手の左サイドバックの裏にスルーパス。それを池端が抜け出しクロスを上げるが合わない。しかし、そのこぼれ球を塩谷が拾い、ペナルティーエリア内にいる竹下にラストパスを出す。そして竹下がゴールの右隅を狙いシュートを撃つも惜しくも外れてしまう。23分にも前からの激しいプレスでボールを奪取し、竹下に繋ぎ左足でシュートを撃つがまたもや惜しくも外れる。25分中央付近でボールを奪い、スピードに乗ったカウンターで竹下から加賀山に繋ぎシュート。相手に当たりコーナーキックとなる。前半も中盤に差し掛かり、未だに関大は試合の主導権を握っている。チャンスが続いているのでそろそろ追加点が欲しい所だ。前半38分関学に攻め込まれるも池端、鯉沼が要所要所で良い守備をし、相手の攻撃をシャットアウトする。前半40分塩谷が少し遠い距離からシュートを放ち、それが相手に当たりコーナーキックとなるが、得点に繋げられない。前半の終盤の関大は石井が攻守に効果的なプレーをし、試合をコントロールしている。その後も関学を抑え込み前半を終了する。
前半は終始関大ペースで試合を運ぶ事に成功した。守備面でも相手をシュート0本に抑える素晴らしいものだったが、チャンスを多く作ったのにも関わらず1点しか取る事ができなかったという点を反省し、後半は前半よりも点をとってほしい所だ。
関大は後半も前半の勢いそのままに良い試合入りをしているかに思えたが、関学も前半の反省を活かして素早いカウンターを仕掛けくる。後半2分関学の猛攻を受け関大の左サイドからシュートを放たれるが、ポストに救われる。しかしそのこぼれ球を拾われ、シュートを打たれるも体に当てコーナーキックに逃れる。その後のコーナーキックはチーム一丸となりゴールを死守する事に成功し、関学の猛攻を防いだ。後半6分にも関学のカウンターを受け、シュートまで行かれるが、しっかりと相手との距離を縮めていたため体に当てる事ができ枠内にシュートを飛ばさせていない。後半の序盤は関学に攻め込まれる時間が多くなるが、集中した守備を続けられているため失点には至っていない。この辛い時間帯をどうにか無失点で乗り切り、反撃の糸口を掴みたい。後半17分関大の中盤の空いたスペースを利用されてそこからミドルシュートを放たれるが、守護神の前川がパンチングでゴールを許さない。後半20分に塩谷に変えてドリブラーの金沢を投入、持ち前のドリブルを活かして反撃に移って欲しい。後半27分関大にとって嫌な流れが続く中、関大の左サイドをドリブルで切り裂かれてクロスを上げられヘディングで合わされてしまい。遂に失点を許してしまうかと思われたが前川のスーパーセーブで失点の危機を救われる。後半も30分を過ぎ、中々攻撃の活路を見出す事が出来ない。交代で入った選手を中心に関学の守備の突破口を切り開いてほしい。関大は自陣の深い所でボールを取る事になりがちで、そこから前線の清永、竹下に直接ボールを預ける事が多い。2選手ともにしっかりとボールを収める事が出来ているが、守備に多くの人数を割いているため選手の距離が遠く、攻撃に転じる事が出来ずにいる。後半も45分が過ぎアディショナルタイムに入った所でピンチを迎える。関大の左サイドからクロスを上げられ合わされるも体を投げ出し、あわや失点となる場面を何度も防いだ。後半アディショナルタイムも残り少ない中、一瞬の隙を突いた関大は、竹下が裏に抜け出しキーパーと1対1となりシュートを撃つと、キーパーがペナルティーエリア外で手に当たって止めてしまい。一発レッドカードで退場する。そのフリーキックを清永が蹴るも相手の壁にあたってしまいゴールラインを割る。そこで試合終了のホイッスルが鳴り、1-0で勝利を収める。
厳しい戦いを勝ちきる事が出来た。これで3位となり、2位とも勝ち点で並ぶ状態となった。今シーズンの関関戦は2戦2勝で勝ち越す事が出来た。これはピッチの選手、ベンチ、応援が一つになった事により生まれたものだと思う。今節のような試合を常に出来るようになって欲しい。今シーズンは残り2節になっている。優勝の可能性は無くなってしまったが、少しでも順位を上げられる様に頑張って欲しい。



文 責:寒川 和翔(1回生)
確認者:前田 雅文




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