GAME REPORTS
2016.12.12 11:00KO @浦安市運動公園陸上競技場
第65回全日本大学サッカー選手権 準々決勝
vs 筑波大学
●1-2(0-0)



公式記録はこちら


2日前の鹿屋体育大学戦で、素晴らしい逆転勝利を飾り「全員サッカーで日本一」に近づいた関西大学。3回戦の相手は筑波大学。
少し肌寒い中、キックオフの笛が鳴る。前半2分、相手フリーキックからピンチを招くが、DF荒木が体を張りしっかりと防ぐ。前半7分にも相手のシュートをブロック。守備の時間帯が続く中、荒木のフィジカルの強さが光る。前半13分、前線からのプレスでボールを奪い、石井がロングシュートを放つ。枠を捉えることはできなかったが、このシュートが関西大学を勢いづける。一方で、筑波大学は素晴らしいパスワークでゴール前までボールを運ぶが、関西大学の守備がそれを跳ね返す。前半22分フリーキックを石井が競り勝ち、頭でシュートを放つも枠の上。リズムを少しずつ取り戻せてきた関西大学だか、筑波大学もショートコーナーなどで流れを掴むことを許さない。前半31分、相手が裏に良い抜け出しをみせたが、前川がしっかりと対応。関西大学は良い守備からの速攻で竹下にボールを集め、攻撃を図るもうまくいかない。前半45分、良い位置でのフリーキックのチャンスはDFに競り勝てずクリアされ、そのまま前半終了。守備の時間帯が続いた前半、後半巻き返しを狙いたい。
後半4分、サイドからスピードで突破され、逆サイドへのパスに前川が飛び込んでシュートブロック。一度はこぼしてしまうものの、足を使って再び自分のものにする。このビッグセーブが関西大学を勢いづける。後半8分、竹下が体の強さを見せ、裏に抜け出して1対1を演出するも、相手キーパーの好守に阻まれる。前川を中心とした粘り強い守備から、自分達のリズムでサッカーができはじめた。後半12分、竹下のクロスに塩谷が合わせるもキーパー正面。チャンスが増えてきた。後半20分、池内の素晴らしい突破から布施のシュートはボールひとつ分枠に入らない。後半27分、相手にボールを保持され苦しい時間が続いたが、関大守備陣がゴール前で粘りを見せ、持ちこたえる。好守を見せ続ける関西大学であったが、後半37分、相手のショートカウンターからパスワークで崩され失点。この後、関西大学は平尾を投入。スピードを活かして点を取りたい。後半42分、荒木のパスをカット、スルーパスを通され、DFがついていくも個人技でゴール前を崩され失点。荒木を前線に上げパワープレーに徹した関西大学は、後半ロスタイムに1点を返す。その後もチャンスを作るも決めきれず、試合は終了した。
最後まで諦めなかった関西大学の戦士達の姿は、後輩達へ感動と勇気と、これからの関西大学を支えるにあたっての覚悟を与えた。今季の「全員サッカーで日本一」は叶わなかったが、先輩達が築き上げてきた伝統を守るため、私達の挑戦は続く。






文 責:星加 浩弥(1回生)
確認者:前田 雅文




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