GAME REPORTS
2016.05.01 11:30KO @J-GREEN堺・メインフィールド
関西学生サッカーリーグ 前期 第4節
vs 近畿大学
△1-1(1-1)




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 前節の阪南大学戦、惜しくも勝利を逃してしまった関西大学。第4節となる今日、迎える相手は今シーズン2勝1敗の近畿大学。昨シーズンの対近畿大学の結果は1勝1敗と五分の結果となっている。前節まで怪我に苦しんでいた主将、石井の活躍も期待される。今節こそは勝利を掴み波にのりたいところ。
 立ち上がりが課題となる関西大学だが、開始2分、布施のやわらかいスルーパスに加賀山が抜け出しキーパーと一対一になるが、惜しくもゴールならず。また5分には清永がドリブルで相手を一枚かわし、ミドルシュートを打つなど、開始早々からペースを握る。そして8分、清永のフリーキックに諸石がヘディングで合わしてゴール。見事なゴールが決まり1ー0。守備の面でも、奪われた後の切り替え、前線からのプレスがはまり、相手を圧倒する。しかし、19分、左サイドをドリブルで崩され、センターリングをきっちりと合わせられ失点。流れが良かっただけに痛い失点となり1ー1。その後も前線の選手は、果敢に攻めるがゴールを捉えることができず、1ー1のまま前半終了。前半だけでシュート11本を打つ攻撃を見せたが近畿大の守備陣も気迫のあるプレーが目立った前半となった。
 後半に入っても攻めの手を緩めない関大は48分、鈴木拳が相手のボールを奪い清永にスルーパスが通るも、ミドルシュートはバーの上。後半の立ち上がりもペースを握ったかと思われたが、ロングボールを自陣の背後に蹴り込まれ危ないシーンがいくつか見られた。それでも前線からのプレスを緩めない関大は相手のミスをしっかりとマイボールにし、自分達の時間帯を作り出す。後半になっても石井、池端のオーバーラップや運動量が豊富な森主、鈴木拳も前線の選手に積極的に関わり、様々な攻撃パターンが見られる。60分には相手のミスを布施が奪い、キーパーと一対一になるがキーパーの素晴らしいセーブに阻まれる。なんとしても得点を取りたい関大は76分に石井、竹下に代えて塩谷、田上を、86分には森主に代えて藤村を投入。後半残り10分になっても、塩谷のセンターリングから森主のヘディングシュートや、加賀山が相手を3枚かわしシュートするも、ゴールにはならず。試合終了間際、布施が一人で打開し、センターリングをあげるも粘り強い近畿大の守備にクリアされ試合終了の笛。
 終始攻撃し続けた関大だが 1ー1の引き分けで勝ち点1となった。前半後半合わせて計23本のシュートを放つも得点は1。決定力不足という課題も見えた一戦になっただろう。次節までの準備期間はいつもより短いが最高の準備をして、次こそは全員で勝利を掴みたい。

文 責:和田 健吾(2回生)
確認者:前田 雅文




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