GAME REPORT

2019.08.04 13:30k.o. @五色台メイン
全国社会人サッカー選手権大会関西大会
vs AC.Laranja Kyoto ○2-1(0-0)

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全国社会人サッカー選手権関西大会代表決定戦。今回の相手は関西社会人リーグ2部首位のAS.Laranja Kyoto。関大FC2008は全タイトル制覇のためにも必ず勝って全日本社会人サッカー選手権に出場したいところだ。試合は関大FC2008のキックオフで試合が始まった。最初のチャンスはAS.Laranja Kyoto。前半12分コーナーキックからヘディングで合わせられるも小林がファインセーブ、こぼれ球を押し込まれそうになるがチーム全員で体を張って守る。前半14分、関大FC2008はショートカウンターでチャンスを作る。森下が相手ラインの裏を突くパスを出すと加藤が抜け出しクロスを上げ足立がシュートを放つも惜しくもバーの上。お互いチャンスを決めきれないまま一進一退の攻防が続く。そしてお互い決め手を欠いたまま前半終了。ハーフタイムにMF金に替えて前線で起点となれるFW北島を投入する。後半は関大FC2008ペースで試合が始まる。後半10分コーナーキックが立て続けに続くが決めることができない。すると後半14分AS.Laranja Kyotoにアーリークロスをあげられるが渡邊が落ち着いて処理して隙を与えない。しかし依然攻めるAS.Laranja Kyoto、ボールをうまく保持し関大FC2008ゴールに迫ってくるがチーム全員でハードワークして守る。我慢の時間帯が続くが少しずつ関大FC2008がボールを保持するようになる。ビルドアップからボールをつなぎペナルティエリア中央を崩し、奥井がシュートを放つがキーパー正面。このシュートを皮切りに徐々に関大ペースに流れが傾く。後半30分右サイドから加藤がクロスを上げると交代で入った北島が頭で合わせたボールがゴール左隅に吸い込まれ関大FC2008が先制。しかし得点直後相手のロングスローからヘディングで合わせられ失点。失点から試合終盤までAS.Laranja Kyotoがロングスローから関大ゴールに迫るが体を張って守り抜きそのまま後半終了。メンバー交代なしで延長前半開始。開始早々関大FC2008が丁寧にボールをつなぎクロスまで持っていくが中で合わない。延長前半8分ついにスコアが動く。ビルドアップに成功しバイタルエリアでうまく前を向いた奥井が前線で幾度となく、起点となっている北島とワンツーで抜け出すと冷静にキーパーとの1対1を制して勝ち越し。関大FC2008に待望の勝ち越しゴールが生まれる。得点直後CB三輪田に変えてMF平沼が入る。依然として関大FC2008がボールを保持し延長前半終了。延長後半開始直後も関大FC2008がボールを保持する。追加点を狙う関大FC2008が左サイドの足立がカットインからシュートを放つもシュートは枠の外。すると徐々にAS.Laranja Kyotoがボールを保持し始める。中盤でボールを支配するとゴール前で短いパスをつなごうとするが、途中交代MF平沼を中心に集中力を保ちゴールを割らせない。そして後半アディショナルタイム1分が表示され、世界で一番長く感じる1分間が始まる。依然として攻め続けるAS.Laranja Kyoto。ゴール前で短いパスをつなぎ関大FC2008のゴールに迫る。歓喜の瞬間が関大FC2008に訪れる。相手のパスを増岡がインターセプトしクリアすると長いホイッスルがなり試合終了。関大FC2008が全国への切符をつかんだ。試合後、FW北島は「応援してくれている人がたくさんいる中で全国に行くという目標を全員で達成できてよかった。ただ個人としてもチームとしても、何度か決定的なチャンスがありながら決められないシーンや、逆にあわや失点というピンチもあったので、次の試合に向けて改善していきたい」と振り返った。
全国大会では粘り強く、アグレッシブに関大FC2008らしく戦い、全タイトル制覇のためにも一つも落とせない試合が続く。これから関大FC2008の全国での冒険が始まる。



文 責:平松 功輝(1回生)

確認者:米田 淳人