GAME REPORT
2019.11.16 15:00k.o. @大阪体育大学
関西学生女子サッカー秋季リーグ 入替戦
vs関西学院大学 〇3-1(2-0)


最終節でびわこ成蹊スポーツ大学に3-0で勝利し、入替戦に回った関大なでしこ。1部残留のためにも絶対に負けられない関大なでしこは長年のライバル、関西学院大学との試合を迎える。4回生とできる最後の試合は関西大学のキックオフから始まる。
前半2分、開始早々に相手にCKを与えピンチを迎えるも混戦の中弾き出す。その後から関大なでしこがボールを支配する時間が続く。前半6分、成迫がサイドからクロスを上げるがここは相手GKが冷静にキャッチ。前半17分には藤崎愛と大田萌が良い形でパスを回し、笹部が裏に抜け出すも間に合わず、ボールを回す時間帯は多いがフィニッシュまで持ち込むことができない。するとその4分後、相手のスルーパスからピンチを招くがここはオフサイド。さらにその1分後、自陣のミスから相手に抜け出されるも成迫が対応。ここから関大なでしこの猛攻撃が始まる。前半30分、藤崎愛から成迫にボールが渡り、精度の高いクロスが入ると大田萌が正確なヘディングで先制点を決める。更にその2分後、大田萌が頭でそらしたボールを塚原が華麗なシュートでサイドネットに流し込む。立て続けに2点を挙げた関大なでしこの攻撃がさらに勢いづく。前半37分、CKを獲得し藤崎愛がファーサイドからゴールを狙うも枠外。2分後には成迫の精度の高いクロスを大田萌が収め、反転しミドルシュートを打つがこれも枠外。前半42分にはFKのこぼれ球を鳥本が拾い、クロスを上げて濱直が合わせるもGKに当たり得点ならず。すると前半終了間際の前半45分、相手にCKを与えピンチを迎えるが井上沙がキャッチし、守りきって前半を終える。
3点目が欲しい関大なでしこは後半も攻撃の手を緩めることなく攻め続けたいところだ。しかし後半2分、開始早々にCKを与え、これをヘディングで合わせられ失点。点差が縮まり、緊迫した雰囲気がピッチ上に漂う。後半5分、相手右サイドからクロスを上げられるも鳥本が競り勝ち成迫がクリア。その直後、裏へボールが蹴り込まれるが吉田絢が大きく外へクリア。攻められる時間帯が続いていたが後半12分、濱直がこぼれ球を奪い藤崎愛に繋ぎ、シュートを打つ。これは惜しくも枠を外れたが徐々に関大なでしこがペースを取り戻す。後半18分、鳥本のセンタリングに対して大田萌がヘディングで打ち込み、GKのこぼれ球を決めるも判定はオフサイド。ここで濱直に代わり真木が投入される。後半23分、前半と同じ形で塚原がミドルシュートを放つも枠外。ここから再び攻め込まれる時間帯が続くも前線のプレスと中盤の競り合いで耐え忍ぶ関大なでしこ。後半44分、笹部に代わって笠原が入る。その僅か1分後に相手にCKを与え、混戦からピンチを迎えるもなんとか守り切る。後半46分、成迫に代わり国広を投入。その1分後、藤崎愛のスルーパスを大田萌が冷静にゴールに流し込み、3-1で試合を終える。
来期春季リーグも1部で戦うことが決まった関大なでしこ。1部残留は達成できたが目標としていたインカレ出場はできなかった。これにて吉田絢が率いる今期チームは解散となるがインカレ出場という目標は後輩たちに引き継がれた。もうすでに次の春季リーグに向けてのスタートをきった。来年こそはインカレ出場を果たしたい。



文責:井上 沙季
確認:足高 清司