GAME REPORT
2019.06.02 15:30k.o. @関西大学高槻グラウンド
Iリーグ2019[関西]Cブロック 第4節
vs琵琶湖成蹊スポーツ大学 ●2-3(0-1)

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ここまで3戦3勝と首位を走る関大SOLEOと前節同志社に勝利し勢いのあるびわこ成蹊スポーツ大学Ⅱとの一戦。関大SOLEOは勝利し開幕4連勝を飾ることができるのか、注目の試合です。
小雨が降るなかキックオフとなったこの試合、最初のチャンスは関大SOLEOが作ります。前半2分井原のスルーパスに抜け出した慶田がシュートを放つもこれは相手に当たりコーナーキックを獲得します。このコーナーキックは相手に弾かれるもこぼれ球を慶田がシュート。このシュートは枠に飛びますが相手が必死のブロックでなんとか防ぎます。開始早々は関大SOLEOが幾度かチャンスを作りますが決めきることができません。そんな中前半6分、びわこ大が右サイドをドリブル突破しマイナスにクロス、これを綺麗な弧を描くシュートでゴール左隅に流し込まれます。
失点後は関大SOLEOは上手くビルドアップすることが出来ず、びわこ大がボールを支配する時間帯が続きます。悪い雰囲気が続くなか前半30分以降、岩切監督の指示のもと関大SOLEOはビルドアップの仕方を工夫しボールが繋がる時間が増えてきます。ボールを支配する時間も増え、後半に望みを繋いだ形でこのまま前半終了。後半の逆転に期待です。
後半スタートから関大SOLEOはFW才木に代え笠島を投入。今期初出場の笠島に期待が高まります。
後半立ち上がりは相手ペースで試合が進みます。後半6分、9分と立て続けにシュートを打たれるもこれはキーパーがセーブします。そして後半10分中央センターバック間にスルーパスを通され、キーパーと1対1を流し込まれ失点。0-2となります。立て直したい関大SOLEOですがそのわずか1分後の後半11分、中央で相手フォワードにロングボールを収められディフェンスの股を抜いた技ありのミドルシュート。これがゴール左隅に突き刺さりまたしても失点してしまいます。
このあと、なんとか追い付こうと関大SOLEOのギアが上がります。
後半21分、キャプテン吉松が左サイドから素晴らしいクロスを上げ、これに体を投げ出して飛び込んだ井原がヘディングシュート。これがゴールに突き刺さりこのゴールによりさらに関大SOLEOは勢いづきます。ここからは関大SOLEOのペースで試合が進み、後半41分には慶田が笠島とのパス交換から抜け出しキーパーと1対1もこれは惜しくもキーパーに阻まれます。
残り時間が少なくなるなか後半44分、コーナーキックが混戦になり、これを笠島が押し込み一点差。関大の勢いはさらに強くなりベンチ、応援席ともに盛り上がります。関大SOLEOベンチはDFシュレスタを投入し前線に入れ、CBの里村も前線に残らせます。後半ラストの同点弾へ関大SOLEOはパワープレーに出ますが決め切れずこのまま試合終了。終盤素晴らしい巻き返しを見せた関大SOLEOでしたが2-3での敗戦となりました。
今期初黒星となったこの試合を振り返りキャプテンの吉松は、「3失点してしまったところはチームとしての課題。練習からもっと厳しく突き詰めていかないといけない。しかしその中でも2得点奪えたことは自信につながると思う。練習で取り組んでいることも出てきてるので次の関西学院大学戦は必ず勝利する。」と振り返った。
次節は関関戦。前期最終節を勝利で飾り後期に繋げることができるのか。関大SOLEOの勝利に期待です。


文責者:作本 大空
確認者:岩切 浩二